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テニス、バドミントン、卓球。これまでは野球やサッカーに押されがちだった競技。
ですが、最近は日本人選手の活躍もあり、注目度も急上昇。今では野球やサッカーに並ぶほどの勢いを見せています。
その影響からこれらのスポーツに興味を持った方。これから始めてみようという方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、テニスやバドミントン。卓球で残っている最速スピードなどの記録。
両立可能かどうか。始めるときの費用におすすめの用品紹介まで。
テニス・バドミントン・卓球関連の情報をお届けさせていただきましょう!
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サーブのスピード、最速はどのスポーツ?
テニス、バドミントン、卓球のサーブで最速はどの球技なのかというとテニスが263.4km/hでこの中では最も早いサーブになります。
卓球に関しては一般に初速で190km出ればプロレベル。
200kmまでは出るとされていますが、それがサーブであるとの記載は見つかりませんでした。
仮にサーブだったとしてもテニスの速度には劣りますね。
バドミントンも下から打つサーブがほとんど。プッシュして打つサーブもあるものの、それほど早い速度とは言えないでしょう。
ただし、バドミントンはサーブではありませんが、スマッシュの速度では他を圧倒する439km!
初速ではありますが、公式記録にも残っています。
これはマレーシアの「タン・ブンホン選手」が出したものであり、ギネスにも認定されている大記録!
サーブではないとは言え、この速度は注目に値するものと言えるのではないでしょうか?
テニスの最速は誰の記録?
テニスのサーブで過去最速を記録したのは、オーストラリアのサム・グロス選手。その速度は263.4㎞/h。
最高ランキングは53位と今一つの成績。それでも速度の出るファーストサーブが入ると相手には脅威になりますね。
しかし、セカンドサービスは確実性を重視するため、それほど早くないと言われており、結果が残らなかったのはサーブの精度や総合力の問題なのかもしれません。
実際、サーブが早く、結果を残しているカナダの「ミロシュ・ラオニッチ選手」。自己最高1位を経験したことのあるアメリカの「アンディ・ロディック選手」など。
高速サーブを武器にトップ選手だった人もいますから、早いだけでは相手には脅威に映らず、精度が伴って初めてプレッシャーを与えることができる。
どれだけ早くてもそれだけでは通用しない。サム・グロス選手の最速サーブはそれを教えてくれています。
同選手は2018年に引退を発表。
シングルスではイマイチでしたが、引退前はその強力なサーブを生かすためにシングルスからダブルスへ活躍の場を移行。
高速サーブで崩し、ボレーで決める。
グロス選手の持ち味を十分に発揮できる場所という意味ではシングルスよりもダブルス向きのプレーヤーだったのかもしれませんね。
ちなみに日本人選手の最速は「添田豪選手」の222km/h。現在、活躍している「錦織圭選手」は201 km/h。
女子選手では「大坂なおみ選手」が201km/hを記録。この速度は女子テニス界でもトップクラスの早さ!
男子では「錦織圭選手」に並ぶ数値でもあります。
大坂選手は外国人にパワー負けしないパワフルさが持ち味の選手ですが、男子顔負けのスピードサーブも女子テニスランキング一位を維持している要因の一つなのかもしれません。
卓球の最速は誰がいつ出した?
卓球の最速サーブに関する情報は見つかりませんでしたが、卓球の最速は200kmと言われており、これはスマッシュの早さによるもの。
野球中継でよく見られる球速表示ですが、実は卓球の試合中継で導入されたのは2016年のこと。
同年にテレビ東京が取り入れたことが始まりでした。
2019年現在、導入されて3年程度しか経っていないことを踏まえると記録云々はまだこれからと言えるのではないでしょうか?
卓球が注目されてきたのはつい最近のことですし、これは仕方ない部分でもあるかと思います。
なので、卓球の最速サーブの記録に関しては今後に期待といったところですね!
両立はできるか?
両立ができるかどうかも触れておくとまず、両立は難しいというのが結論になります。
いくつかの例を挙げるとバドミントンとテニスは一見できそうに見えますが、実際は手首の使い方やシャトルと球の打ち方の違い。
ネット際のタッチプレイでの打ち方やストロークのスイングの違いなど。
このように相違点が多いので、一つのスポーツに慣れてしまうとそのクセが元でもう片方のスポーツが上手くいかなくなる。
俗に言う悪循環になるため、なるべく一つの競技に絞った方がいいでしょう!その他では卓球とテニスの両立なども難しいですね。
卓球はテーブルテニスとも呼ばれていることから相性は良さそうですが、大きくテイクバックを取るテニスに対し、卓球はテイクバックを小さくして打ち返すスポーツ。
また、テニスが上げる球を打つのに対しても卓球で実践すると相手方のチャンスボールに!
趣味程度ならばそれでもいいのですが、本格的にやるのであれば両立は避けた方が良いかと思われます。
たまにプロ選手が一見関係なさそうなスポーツの練習法を取り入れるケースも見られますが、これは練習による効果や影響。
リスク等を把握できるプロ選手だからこそできる芸当。一般の人は参考にしない方がいいでしょう!
始めるときの費用
これから始める人のために最初に必要な費用を球技毎に紹介させていただきます。
まずはテニスから。
テニスに必要なのは、ラケット代とシューズ代。テニスウェアの3点。
- ラケットが15000~30000円。
- シューズ代が5000~15000円。
- テニスウェアは3000~8000円程。
おおよその数字ですが、この3つで3~5万といったところ。これにテニスコートを借りる費用が必要になります。
部活やサークルがあるならそれに入るのもアリですし、テニススクールを利用する方法もあるでしょう!
テニスコートを借りる場合、地方自治体が管理しているような場所なら数百円(1時間)から、テニススクール所有の物だと3千円程度(1時間)必要なケースも!
都市部や地方、公営か市営かで値段も変わってくるものの、基本は数千円単位になるかと思われますので、なるべく多人数で利用するのがおすすめ!(人数ではなく、時間で借りるため)
テニススクールを利用するケースでは、週1で月7000~10000円辺りが相場。
個人で楽しむのではなく、上達する目的で利用するなら値段は高くなりますが、スクールの利用も視野に入れておくと良いでしょう!
次はバドミントン。
バドミントンに必要なのは、「ラケット」・「シューズ」・「ウェア(試合用)」・「その他」。この4つになります。
まず、ラケットからいくとおおよそで1万~1万5千円程度。
もちろん、もっといいモデルはありますが、ラケットは比較的壊れやすいため、使い慣れない初心者の間は安価な物の方が良いかと思います。
次にシューズ。シューズは大体の価格で7000円~1万円ほど。
もっと安いモデルもありますが、シューズは安価な物だと負担が大きく、最悪の場合、怪我の原因にもなりかねません!
そのため、割高ではあってもシューズに関しては妥協しない方がいいですね!
「ウェア」や「その他」のものについては、1万~1万5千円程度を目安に。
「ウェア」や「シャトル」、「ガット」を合わせるとウェア上下で1万2千円前後。シャトル1ダースに2000円程。ガットが1500円といったところ。
妥協すれば1万円でも揃えられますが、やはり15000円は見ておいた方が無難でしょう。
最後は卓球。
卓球で必要なのは、「ラケット」・「シューズ」・「ラバー(最初は不要)」。
「ラケット」は3000~8000円と比較的安価な価格設定。
しかし、卓球のラケットの表面にあるラバーは消耗品のため、定期的な交換が必要。間隔としては3ヶ月~6ヶ月で張り替えないといけません!(片面2000円~3000円程度)
シューズは5000~10000円といった感じ。
ですが、小刻みな動きをしなくてはいけない卓球は意外に消耗するのも早いため、1年ほどで交換する必要があります。
それでも初期費用は安い部類に入り、8000~18000程度。(ラバー除く)
特徴としてラケットにお金がかかることは覚えておいてください!
おすすめの用品
おすすめの用品については以下の通り。
Merytes 卓球 ラケット ピンポンラケット パドル 4本セット 卓球ボール6個付き 卓球 セット
バドミントン ラケット 2本 シャトル 3個 初心者 練習用 トレーニング 水鳥 スタンダード ヨネックス ケース ガット張り上げ済み
Kaiser(カイザー) 硬式 テニス ラケット KW-929 ケース付 練習用
まとめ
- サーブのスピード、最速はテニス!ただし、スマッシュ込みならバドミントンがダントツの早さ!
- テニスの最速サーブはオーストラリアのサム・グロスが出した263.4㎞/h!シングルスではイマイチの成績だったが、ダブルスでは強力なサーブを生かして活躍した。
- 卓球の最速サーブは不明。2016年に球速表示が導入と歴史が浅いことから記録に関しては今後に期待。
- 両立に関してはプレイスタイルの違いから難しい部分が多い。趣味程度であれば問題ないが、上を目指すなら一つに絞った方がいい。
- 始めるときの費用はテニスが最も高く、次点がバドミントン。一番安いのは卓球だが、ラバーの張り替え等。ラケットにお金がかかる。
- おすすめ用品は初心者向けの商品なので、これから始める方におすすめ!
おわりに
私も昔、卓球やテニスをしていたことがあります。卓球に関してはそれなりの自信が付いてきたものの、テニスの方はからきしでした。
スタイルの違いで両立できなかったことも一つの理由。
ですが、私の場合はテニスが趣味。
卓球は部活でやっていたため、卓球の方がメインになった結果だったのでしょう。
ただ、卓球をしていた頃。ラケットにお金がかかったのは良く覚えていて、ラバーの張り替えやシューズの交換など。
親に少なからず迷惑をかけていたのは当時を思い出すと申し訳ない気持ちになりますね。
それでも部活に打ち込めた日々は今でも良い思い出になっていますし、これから何かを始める人もそうあってほしいと思います。
テニスにバドミントン、卓球。今の人気が一時的なものなのか。それとも、この人気を維持したまま、日本を代表するような一大スポーツとなるのか。
今後も目が離せない競技と言えるのではないでしょうか?