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老眼の症状
老眼の主な症状は、以下のようなものです。
・近くの細かい字が読みにくい
・ピントを合わせるのに時間がかかる
テレビや喫茶店で、新聞を目から離して読んでいるのを見たことはありませんか?
ただでさえ字の細かい新聞を目から離して読みにくくないの?と若い頃は思いますよね。
目から離すのは、近づけ過ぎると文字がぼやけてしまい、読みにくいからなのです。
また、近くから遠く、遠くから近くなど、距離が変わると、老眼になる前よりピントを合わせるのに時間がかかるようになります。
老眼の症状は、40歳頃(早い人では30代後半)から始まり、65歳頃まで症状が進行し、その後進行がゆるやかになると言われています。
何センチ見えないと老眼の疑いが?
では、老眼の始まりは具体的には何センチなのでしょうか。
一般的には、新聞や本を読むときに、30センチ以上離さないとピントが合わなくなってくると、老眼の疑いがあると言われています。
自身の目の前に、指の腹が見えるように人差し指を立て、指紋がしっかりと見える距離まで動かしてみてください。指紋がしかっりと見える距離が、30センチ以上の場合老眼が始まっている可能性があります。
老眼の症状が出てきたら、早めに老眼鏡を使用してくださいね。
無理をして目に負担をかけていると、症状の悪化原因になりかねません。
<h2.老眼改善トレーニング
老眼の症状は、トレーニングで改善できることがあります。
老眼を予防するためにも、日ごろから老眼改善トレーニングを試してみてくださいね。
ここでは、自宅で簡単に出来る老眼改善トレーニングを3つご紹介します。
眼筋ストレッチ
目元の血流を促進し、眼筋のこりをほぐすストレッチです。
こりをほぐすだけでなく、老廃物や乳酸などの疲労物質を洗い流す効果も期待できます。
隙間時間に行ってみてくださいね。
- 両目をギュッと閉じて3秒キープ
- 両目をパット開き、視線だけを上に動かし、3秒キープ
- 両目をギュッと閉じて3秒キープ
- 両目をパット開き、視線だけを下に動かし、3秒キープ
- 両目をギュッと閉じて3秒キープ
- 両目をパット開き、視線だけを右に動かし、3秒キープ
- 両目をギュッと閉じて3秒キープ
- 両目をパット開き、視線だけを左に動かし、3秒キープ
ピント筋(毛様体筋(もうようたいきん)トレーニング
毛様体筋は、ピント調節を行う際にとても大切な筋肉です。
筋肉の衰えは、老眼の進行につながるので、筋肉を鍛えて老眼を予防してくださいね。
- 顔から15センチ程離れた位置にペンを持ち、ペンの先端にピントをあわせ、2秒見つめる
- 視線をペンの向こう側に切り替え、5メートル以上離れた物を2秒見つめる
※これを20回程繰り返します。
水晶体エクササイズ
水晶体の動きをスムーズにするためのエクササイズです。水晶体の動きをスムーズにすることで、老眼だけでなく白内障のリスクも軽減するんですよ。
- 目から10センチ程離れた位置に500円玉を持ち見つめる
- ①の場所から、直径30センチの円を書くように水平に動かす(右回し、左回しを交互に1分間おこなう)
- ①の場所から、上から下に直径30センチの円を書くように、1分間動かす
また、疲れ目解消に、つぼを押す方法もあります。
目頭付近の「清明」、目尻付近の「瞳子髎(どうしりょう)」、黒目下付近の「四白」を、痛気持ちいい程度に息を吐きながら押すと、効果的ですよ。
老眼改善グッズをご紹介
老眼改善トレーニングだと長く続かない、毎日時間を作るのは難しい、そんな方のために、「ながら」で出来る簡単グッズもご紹介しますね。
ただし、グッズの使用だけでは、トレーニングのような大きな効果は期待できないため、トレーニングと合わせていただくことが、おすすめです!!
ピンホール眼鏡
ピンホール眼鏡とは、無数の小さな穴のあいた色つき眼鏡です。
無数にあいた小さな穴を通してテレビやDVDなど見ることで、「紅彩筋」を鍛え、「毛様体筋」を休ませることができ、老眼症状の緩和に効果が期待できます。
度数2度の老眼鏡
度数2度の老眼鏡をかけ5分、2メートル程先のものを見ようと視界をぼやけさせるだけです。
ピントを調節させないことで、毛様体筋がリラックスし、こりをほぐす効果が期待できます。
ピンホール眼鏡も老眼鏡も、100円ショップで売っているので、是非試してみてくださいね。
また、100円ショップの老眼鏡は、あくまでもトレーニング用としての使用がおすすめです。老眼の症状が出ている場合は、眼科を受診し、自身の目にあった眼鏡をかけた方が、老眼の症状を和らげることが出来るんですよ。
老眼に効果的な食べ物
日頃の食事でも、老眼の改善に効果が期待できるんですよ!
(1. ほうれん草
ほうれん草には「ルテイン」と呼ばれる、目の劣化にブレーキをかける成分がとても多く含まれています。
ルテインは口から摂取することで、目に集まると言う特徴があります。
1日に2株(おひたし1人前弱)で、十分な効果が期待できるので、毎日の食事に取り入れてみてくださいね!
(2. ブルーベリー
ブルーベリーには「アントシアニン」と呼ばれるポリフェノールが多く含まれています。
アントシアニンは、眼精疲労や視力の回復、老眼予防に効果が期待できます。
(3. にんじん
にんじんには「ビタミンA」が多く含まれています。
ビタミンAには皮膚や粘膜を正常に保ち、物を見る明るさを正常に保つ作用があります。
(4. 鮭・いくら・かに・海老
鮭・いくら・かに・海老には、目のピント調節機能の改善に効果的な、「アスタキサンチン」が多く含まれています。
まとめ
- 近くの文字が読みにくい、ピントを合わせるのに時間がかかるなどの症状は老眼の始まりかも?
- 老眼の始まりは30センチ以上
- 老眼の予防改善には、老眼トレーニングがおすすめ!
- ピンホール眼鏡や、度入り老眼鏡のトレーニングで、眼筋を休ませよう
- 食生活にも、老眼予防の食材をとりいれよう
あとがき
私も人ごとではなく、老眼へと年を重ねているところです。
出来れば老眼鏡にはお世話になりたくないところですが、老化には勝てないですし、維持を張って悪化させては大変ですよね。
でも、少しでも症状を抑え、老眼鏡の使用を遅らせることが出来るように、日ごろの生活を意識していこうと思います。
まずは簡単に。100円ショップに足を運んでみませんか。