運動会で挨拶を頼まれ、「何を話せばよいのか分からない」「緊張して言葉が飛んでしまいそう」と感じていませんか。
子どもたちや保護者、先生方が集まる場だからこそ、失礼のない言葉を選びながら、あたたかく気持ちを伝えたいですよね。
そんなときは、話す内容を短く整理したカンペを用意しておくと、当日も落ち着いて挨拶しやすくなります。
この記事では、開会式・閉会式や立場別に使える例文をはじめ、雨天時の言葉選び、見やすいカンペの作り方まで分かりやすく紹介します。
暗記に頼りすぎず、自分らしい言葉で気持ちを届ける準備をして、運動会の大切な一言に役立ててくださいね。
この記事でわかること
- 運動会ですぐに使える、時間別の挨拶カンペ例文
- 開会式・閉会式、PTA会長や校長など立場に合わせた挨拶の組み立て方
- 幼稚園・保育園から中学校まで、年齢に合う言葉の選び方
- 読み間違えにくいカンペの作り方と、緊張したときに聞き取りやすく話す準備
運動会の挨拶ですぐに使えるカンペ例文

運動会の挨拶は、短く、聞く人に伝わる順番でまとめると、カンペを見ながらでも自然に話しやすくなります。
まずは「あいさつ・応援や感謝・結び」の流れを押さえ、当日の状況に合わせて学校名や立場だけを入れ替える方法がおすすめです。
以下では、話す時間の目安ごとに、そのまま使いやすい例文を紹介します。
30秒で簡潔に伝える短い挨拶
30秒程度の挨拶は、来場者へのお礼と、競技に臨む人への応援を端的に伝える形が向いています。
急に挨拶を頼まれたときや、進行を妨げずにひと言添えたいときにも使いやすい長さです。
| 入れる内容 | 目安 |
|---|---|
| 呼びかけ | 皆さま、おはようございます |
| 応援 | 日頃の練習の成果を発揮してください |
| 結び | 思い出に残る一日にしましょう |
カンペ例文
皆さま、おはようございます。
今日は、これまで練習してきた成果を存分に発揮できる一日です。
参加する皆さんが力いっぱい取り組む姿を、心から応援しています。
けがに気をつけながら、最後まで笑顔で楽しみましょう。
もう少し来場者への言葉を加えたい場合は、次の形も使えます。
本日はお集まりいただき、ありがとうございます。
参加する皆さんの元気な姿を、あたたかく見守り、応援してください。
今日が皆さまにとって、楽しい思い出となることを願っています。
1分で応援と感謝を伝える基本の挨拶
1分ほど話せる場合は、応援の言葉に加えて、準備や支援に関わった方への感謝を入れると、まとまりのある挨拶になります。
内容を増やしすぎず、伝えたい相手を二つか三つに絞ることが聞き取りやすさにつながります。
カンペ例文
皆さま、おはようございます。
本日は運動会にご参加、ご来場いただき、ありがとうございます。
参加する皆さんは、この日のために練習を重ねてきたことと思います。
思うようにいかない場面があっても、仲間と声をかけ合いながら、最後まで自分らしく取り組んでください。
ご家族や地域の皆さまには、日頃からあたたかいご理解とご協力をいただいておりますことに、心より感謝申し上げます。
勝ち負けだけでなく、挑戦する気持ちを大切にして、素晴らしい一日にしましょう。
話す立場に合わせて、次の部分だけ入れ替えると自然です。
- 「ご参加、ご来場いただき」→「お集まりいただき」
- 「参加する皆さん」→「子どもたち」「生徒の皆さん」「選手の皆さん」
- 「ご家族や地域の皆さま」→「保護者の皆さま」「ご来賓の皆さま」
2分で思いを丁寧に伝える挨拶
2分程度の挨拶では、運動会に込めた思いや、参加する人に期待する姿を少し丁寧に伝えられます。
ただし、長い文章を詰め込むよりも、ひとつのテーマに沿って話すほうが印象に残ります。
ここでは「挑戦」「支え合い」「感謝」を軸にした例文を紹介します。
カンペ例文
皆さま、おはようございます。
本日はこのように多くの皆さまにお集まりいただき、運動会を迎えられたことを大変うれしく思います。
参加する皆さんは、これまで練習の中で、うまくできたこともあれば、思うようにいかなかったこともあったのではないでしょうか。
それでも、仲間と励まし合い、何度も挑戦してきた経験は、今日の競技の中で必ず力になるはずです。
運動会は、一人ひとりが力を発揮する場であると同時に、仲間の頑張りを認め、応援する大切な機会でもあります。
自分の競技には精一杯取り組み、仲間の競技には大きな拍手と声援を送りましょう。
また、日頃から支えてくださっているご家族、先生方、地域の皆さまに、心より感謝申し上げます。
皆さまの応援が、参加する一人ひとりの大きな励みになります。
互いを思いやる気持ちを忘れず、最後まで気持ちよく運動会を楽しみましょう。
本日が、皆さまにとって心に残る一日となることを願っています。
カンペには全文を書く方法もありますが、時間内に収めたい場合は、次のように要点だけを抜き出しておくと便利です。
- お集まりいただいたことへのお礼
- 練習を重ねた参加者へのねぎらい
- 挑戦と支え合いを大切にしてほしいという願い
- 家族や関係者への感謝
- 最後まで楽しんでほしいという結び
運動会の挨拶はカンペを見ながら話しても問題ない
運動会の挨拶は、カンペを見ながら話しても問題ありません。
大切なのは暗記の上手さではなく、参加者や来場者に向けて、落ち着いて気持ちを伝えることです。
要所で顔を上げ、ゆっくり話すことを意識すれば、カンペを使っていても自然な印象になります。
カンペを使っても失礼に見えにくい理由
運動会では、先生や保護者代表、来賓など、それぞれの立場の人が多くの参加者の前で話します。
限られた時間の中で伝えたい内容を漏れなく届けるために、手元のメモを確認することはごく自然なことです。
特に、来場へのお礼や関係者への感謝など、言い間違えたくない言葉がある場合は、カンペがあることで安心して話せます。
緊張すると頭の中が真っ白になりやすいため、無理にすべてを覚えようとするより、必要なときに確認できる状態にしておくほうが落ち着いて臨めます。
聞いている人が受け取るのは、カンペを見ているかどうかよりも、声の聞きやすさや表情、言葉に込められた思いです。
「読んでいる」と感じさせないためには、ずっと下を向かないことがポイントです。
| 見え方 | 受け取られやすい印象 |
|---|---|
| 要点を確認してから顔を上げて話す | 丁寧で落ち着いている |
| 一文ごとに聞き手へ目を向ける | 気持ちを込めて話している |
| 手元だけを見続ける | 声が届きにくく、表情も伝わりにくい |
カンペは挨拶を支えるためのものであり、頼ること自体を気にしすぎる必要はありません。
顔を上げながら自然に読むコツ
自然に話すには、カンペを一文ずつ読み上げるのではなく、短いまとまりごとに確認するのがおすすめです。
たとえば、最初に手元で次に話す内容を見てから、顔を上げて一文を届ける流れにすると、聞き手との距離が縮まります。
視線を向ける先は、一人に固定しなくて大丈夫です。
会場の中央、左右、後方へとゆるやかに目を配ると、その場にいる人全体へ語りかけているように見えます。
保護者や来賓がいる会場では、子どもたちのいる方向にも一度目を向けると、あたたかい雰囲気をつくりやすくなります。
- 話す前に、次の一文の内容だけを目で確認する
- 一文を話す間は、できるだけ顔を上げる
- 話の区切りで一度カンペに視線を戻す
- 文末は聞き手に向けて言い切る
言葉が少し詰まったときは、急いで次へ進まなくても問題ありません。
一度間を取り、カンペを見てから言い直せば、かえって落ち着いた印象になります。
早口になるよりも、短く間を置きながら話すほうが、会場の人にも内容が伝わりやすくなります。
カンペを持つ手とマイクの扱い方
カンペは、胸からおへその間くらいの高さで持つと、視線を大きく下げずに確認しやすくなります。
低い位置で持つと下を向く時間が長くなり、高すぎる位置で持つと顔が隠れやすいため、無理のない高さを探してみてください。
片手でマイクを持つ場合は、もう片方の手でカンペを持つと動きがまとまりやすくなります。
スタンドマイクを使える場合は、両手でカンペを支えられるため、紙が揺れにくく、視線も安定しやすいでしょう。
| 場面 | 扱いやすい持ち方 |
|---|---|
| 手持ちマイクの場合 | 利き手でマイクを持ち、反対の手でカンペを支える |
| スタンドマイクの場合 | 両手でカンペを持ち、口元をマイクへ近づける |
| 紙が風で動きそうな場合 | 端をしっかり押さえ、めくる動作を急がない |
マイクは口元から離れすぎないようにし、顔を上げたときも声が拾われる位置を保ちます。
カンペを見るために顔だけを大きく動かすより、目線を落として確認するほうが、声の大きさが変わりにくくなります。
手元の紙が少し揺れたり、確認する時間があったりしても、聞き手は思うほど気にしていません。
自分の言葉で、ゆっくり届けようとする姿勢を大切にすれば、カンペは心強い助けになります。
開会式と閉会式では挨拶の内容を変える
運動会の挨拶は、開会式ではこれから始まる競技への期待と応援を伝え、閉会式では最後まで取り組んだ人への称賛と感謝を伝えると、場面に合った内容になります。
同じ「頑張りましょう」という言葉でも、始まる前と終わった後では聞く人が受け取る印象が異なります。
今の会場に必要な言葉は何かを考えると、カンペに書く内容を自然に選びやすくなるでしょう。
開会式は期待と応援を中心に組み立てる
開会式の挨拶では、これから競技に参加する子どもたちや選手の気持ちを後押しする言葉が中心になります。
見守る家族や来賓、先生方などにも向けて、一日を楽しく過ごしてほしいという思いを添えると、会場全体がまとまりやすくなります。
長い説明よりも、明るい始まりを感じられる短い言葉を選ぶことが大切です。
| 入れたい内容 | 言葉の例 |
|---|---|
| 開催への喜び | 「本日、運動会を迎えられたことをうれしく思います」 |
| 参加者への応援 | 「日頃の練習の成果を、のびのびと発揮してください」 |
| 見守る人への呼びかけ | 「温かいご声援をお願いいたします」 |
| 一日の願い | 「思い出に残る一日にしていきましょう」 |
開会式では、結果を急いで評価するよりも、挑戦することや仲間と力を合わせることに目を向けると、やわらかな挨拶になります。
競技名や学年ごとの予定を細かく入れすぎると長くなりやすいため、挨拶では全体への応援に絞るとよいでしょう。
閉会式は健闘への称賛と感謝を中心にする
閉会式では、競技を終えた参加者の頑張りをねぎらい、一日を支えた人たちへ感謝を伝える構成が向いています。
順位や勝敗だけに触れるのではなく、それぞれが最後まで取り組んだ姿を認める言葉を入れると、多くの人に届きやすくなります。
「お疲れさまでした」で終わらせず、具体的に何をたたえたいのかを一言加えるのがポイントです。
| 入れたい内容 | 言葉の例 |
|---|---|
| 参加者への称賛 | 「最後まで力を尽くした姿がとても印象的でした」 |
| 仲間との協力への言及 | 「仲間を応援し合う姿にも大きな拍手を送りたいと思います」 |
| 支えた人への感謝 | 「準備や運営に関わった皆さまに感謝申し上げます」 |
| 締めの言葉 | 「今日の経験をこれからの毎日に生かしていきましょう」 |
閉会式は、会場に達成感がある一方で、疲れを感じている人もいる時間です。
そのため、感謝を伝えたい相手を並べすぎず、参加者への称賛と関係者への感謝を軸にして、すっきりまとめると聞き取りやすくなります。
開会式でそのまま読めるカンペ例文
以下は、立場を問わず使いやすい、開会式向けの基本的なカンペ例文です。
「皆さん、おはようございます。」
「本日、こうして運動会を開催できることを、大変うれしく思います。」
「これまで練習してきたことを生かして、一人ひとりが自分らしく力を発揮してください。」
「競技に取り組む人には大きな拍手を送り、仲間と声をかけ合いながら、楽しい一日にしていきましょう。」
「保護者の皆さま、地域の皆さまには、温かいご声援をお願いいたします。」
「それでは、思い出に残る運動会の始まりです。」
もう少し短くしたい場合は、次の形でも自然です。
「皆さん、おはようございます。」
「いよいよ運動会が始まります。」
「最後まで仲間と力を合わせ、精いっぱい楽しんでください。」
「皆さまの温かいご声援をよろしくお願いいたします。」
閉会式でそのまま読めるカンペ例文
以下は、競技を終えた会場に合わせやすい、閉会式向けのカンペ例文です。
「皆さん、本日はお疲れさまでした。」
「競技に真剣に取り組む姿や、仲間を一生懸命応援する姿がとても印象に残りました。」
「思うような結果になった人も、次につながる経験を得た人も、今日までの頑張りに大きな拍手を送りたいと思います。」
「また、運動会を支えてくださった先生方、保護者の皆さま、関係者の皆さまに、心より感謝申し上げます。」
「今日の思い出を大切にしながら、これからもそれぞれの目標に向かって進んでいきましょう。」
「これで閉会の挨拶といたします。」
短く締めるなら、次の例文も使いやすいでしょう。
「皆さん、本日はお疲れさまでした。」
「最後まで頑張る姿と、応援し合う姿が素晴らしい運動会になりました。」
「ご協力くださった皆さまに感謝申し上げます。」
「どうぞ気をつけてお帰りください。」
立場に合わせて使える運動会の挨拶例文

運動会の挨拶は、自分の立場に合った相手への感謝や応援の言葉を入れると、無理なくまとまります。
PTA会長なら保護者や先生方への感謝、園長・校長なら子どもたちへの励まし、来賓なら地域からの応援、児童・生徒代表なら仲間への思いを中心にするとよいでしょう。
話す時間が限られている場合は、すべてを盛り込もうとせず、「誰に何を伝えたいか」を一つ決めるだけでも、あたたかい挨拶になります。
| 立場 | 挨拶で伝えやすい内容 |
|---|---|
| PTA会長・保護者代表 | 子どもたちへの応援、先生方や保護者への感謝 |
| 園長・校長 | 日頃の成長への称賛、挑戦する子どもたちへの励まし |
| 来賓・地域代表 | 地域から見守っている気持ち、開催へのお祝い |
| 児童・生徒代表 | 仲間と取り組んだ経験、支えてくれた人への感謝 |
PTA会長・保護者代表の挨拶例文
PTA会長や保護者代表の挨拶では、競技をする子どもたちを見守る気持ちと、準備に関わった先生方や保護者への感謝を伝えると自然です。
来場者全体に向けた言葉になるため、特定の学年や競技だけに触れすぎず、会場のみなさんが受け取りやすい内容を意識しましょう。
「皆さま、おはようございます。」
「本日は、子どもたちが楽しみにしてきた運動会を迎えられたことを、保護者を代表して大変うれしく思います。」
「これまで練習を重ね、仲間と力を合わせてきた子どもたちに、心からエールを送りたいと思います。」
「また、日頃から子どもたちを支えてくださる先生方、開催にご協力くださった皆さまに、感謝申し上げます。」
「本日は、頑張る子どもたちに温かい拍手とご声援をお願いいたします。」
園長・校長の挨拶例文
園長・校長の挨拶では、子どもたちが今日まで取り組んできた過程を認めながら、一人ひとりが安心して力を出せるよう背中を押す言葉が向いています。
勝ち負けだけではない成長に触れると、参加する子どもたちにも保護者にも伝わりやすくなります。
「皆さん、おはようございます。」
「今日まで、走ることや表現すること、仲間と息を合わせることに、一生懸命取り組んできましたね。」
「練習の中でうまくいかなかったこともあったかもしれませんが、最後まで挑戦しようとする気持ちが大切です。」
「今日は、自分らしく力を発揮するとともに、仲間を応援する気持ちも大切にしてください。」
「保護者の皆さま、地域の皆さまには、子どもたちへの温かいご声援をお願いいたします。」
来賓・地域代表の挨拶例文
来賓や地域代表として話す場合は、長い話よりも、運動会を迎えたことへのお祝いと地域からの応援を簡潔に伝える形が好まれます。
学校や園の内部事情に詳しく触れる必要はなく、子どもたちを地域で見守る気持ちを言葉にすると、立場に合った挨拶になります。
「皆さま、おはようございます。」
「本日は、晴れやかな運動会の開催を心よりお祝い申し上げます。」
「子どもたちが元気に競技や演技に取り組む姿を、地域のみなさまと一緒に応援できることをうれしく思います。」
「最後まで仲間と声を掛け合い、思い切り運動会を楽しんでください。」
「皆さまにとって、心に残る一日となることを願っております。」
児童・生徒代表の挨拶例文
児童・生徒代表の挨拶では、難しい表現を選ぶよりも、仲間と練習してきたことや当日の目標を、自分たちの言葉でまっすぐ伝えることが大切です。
代表者一人の気持ちだけで終わらせず、「私たち」「みんな」という表現を使うと、全校・全園を代表する挨拶としてまとまりやすくなります。
「私たちは今日の運動会に向けて、仲間と声を掛け合いながら練習してきました。」
「思うようにできず悔しいこともありましたが、励まし合うことの大切さを学びました。」
「今日は、これまで練習してきた成果を出せるよう、一つ一つの競技に全力で取り組みます。」
「そして、競技をする人にも応援する人にも、笑顔が広がる運動会にしたいです。」
「先生方、保護者の皆さま、いつも支えてくださりありがとうございます。」
幼稚園・保育園・小学校・中学校に合う言葉を選ぶ
運動会の挨拶は、子どもたちの年齢に合わせて、言葉の長さや難しさを変えると伝わりやすくなります。
幼稚園・保育園では明るく短い言葉を中心にし、小学校では分かりやすい励ましを、中学校では努力や仲間とのつながりに触れる言葉を選ぶのがおすすめです。
聞いている子どもたちが自分に向けられた言葉だと感じられることを大切にすると、あたたかく印象に残る挨拶になります。
| 対象 | 言葉選びのポイント | 取り入れやすい内容 |
|---|---|---|
| 幼稚園・保育園 | 短く、やさしく、明るく伝える | 元気、にこにこ、がんばろう、たのしもう |
| 小学校 | 子ども自身が意味を理解できる言葉にする | 力を合わせる、最後まで挑戦する、応援する |
| 中学校 | 積み重ねた努力や仲間との関わりを言葉にする | 練習の成果、協力、支え合い、思い出 |
幼稚園・保育園では短く親しみやすく伝える
幼稚園・保育園の運動会では、子どもたちが聞いてすぐに分かる、親しみやすい言葉を選びましょう。
一文が長いと集中して聞きにくくなるため、一つの文に伝えたいことを一つだけ入れるのが基本です。
「ご来賓の皆さま」や「日頃のご尽力」といった大人向けの表現よりも、「おうちの人」「先生」「みんな」など、子どもに身近な言葉のほうが自然です。
また、競技の結果だけを求める印象にならないよう、「楽しむこと」や「元気に取り組むこと」を応援する内容にするとやさしくまとまります。
- 「みなさん、おはようございます。」
- 「今日は、みんなが楽しみにしていた運動会です。」
- 「かけっこも、おゆうぎも、元気いっぱい楽しみましょう。」
- 「お友だちのことも、たくさん応援してくださいね。」
未就学児に向ける場合は、難しい目標を掲げるよりも、「できるかな」「やってみよう」という気持ちを後押しする言葉がよく合います。
園の方針や当日の進行に合わせて、「最後まで」「笑顔で」「けがに気をつけて」などを一つ添える程度でも十分です。
小学校では子どもが理解しやすい表現を使う
小学校の運動会では、子どもたちが競技や演技に込めた気持ちを想像できる、分かりやすい表現を選びます。
低学年から高学年までが聞く場ではあるため、言葉を難しくしすぎず、努力・挑戦・応援といった身近なテーマにまとめると伝わりやすいです。
たとえば「切磋琢磨」や「奮励努力」のような言葉は意味が届きにくいこともあるため、「おたがいに高め合う」「練習をがんばってきた」と言い換えるとよいでしょう。
- 「今日まで練習してきたことを、思い切り発揮してください。」
- 「うまくいかないときも、仲間と声を掛け合って最後まで挑戦しましょう。」
- 「競技をする人にも、応援する人にも、すてきな一日になることを願っています。」
- 「勝ってもうれしい、力を出し切れてもうれしい運動会にしましょう。」
小学生には、「一番になること」だけではなく、挑戦する姿や仲間を応援する姿にも価値があると伝える言葉がなじみます。
保護者や来場者へ呼びかける場合も、「子どもたちへ温かい拍手をお願いします」のように、子どもが意味を理解しやすい表現にすると会場全体の一体感につながります。
中学校では努力や仲間との協力に触れる
中学校の運動会では、競技そのものの楽しさに加えて、練習を重ねる中で生まれた努力や仲間との協力に触れると、年齢に合った挨拶になります。
中学生は自分たちで役割を担い、学年やクラスで一つの目標に向かう場面も多いため、取り組む過程を認める言葉が心に残りやすいでしょう。
ただし、あまりに抽象的で大人びた表現ばかりになると距離を感じさせるため、当日の行動が思い浮かぶ言葉を交えることが大切です。
- 「今日まで積み重ねてきた練習の成果を、それぞれの場面で発揮してください。」
- 「競技では、一人ひとりの力と、仲間を信じる気持ちの両方を大切にしましょう。」
- 「思い通りにいかない場面でも、声を掛け合い、最後までやり抜く姿を期待しています。」
- 「今日の経験が、学年やクラスの大切な思い出になることを願っています。」
中学校では、勝敗に触れる場合も「正々堂々と取り組むこと」や「互いの健闘をたたえること」を添えると、落ち着いた印象になります。
子どもたちを評価するような言い方よりも、これまでの努力を信じ、当日を応援する言葉を選ぶと、背中をそっと押す挨拶になります。
雨天や室内開催にも対応できる挨拶例文
雨天による予定変更や室内開催では、状況への理解と、開催できることへの感謝を短く伝える挨拶が向いています。
天候への残念な気持ちを強調しすぎず、参加する人が前向きに一日を過ごせる言葉を選ぶと、会場の雰囲気が整いやすくなります。
変更の経緯を長く説明するよりも、安全への配慮と協力へのお礼を添えて、本日の行事へ自然につなげましょう。
| 開催状況 | 挨拶で伝えたいこと |
|---|---|
| 雨天で内容を変更した場合 | 予定変更への理解と、限られた時間を楽しむ気持ち |
| 体育館などで室内開催する場合 | 会場のルールへの協力と、近くで応援できる楽しさ |
| 延期後に開催できた場合 | 待っていた気持ちと、開催できたことへの感謝 |
雨天で予定を変更した場合の挨拶
雨天で競技の順番や内容を変更する場合は、参加者や保護者が戸惑わないよう、最初に変更への協力をお願いする一言を入れると親切です。
細かな事情に触れる必要はなく、皆さんが安心して参加できるように判断したことが伝われば十分です。
「本日は天候の状況を踏まえ、一部の内容を変更して開催します。」
「予定と異なる点もありますが、皆さんのご理解とご協力に感謝いたします。」
「限られた時間ではありますが、選手の皆さんも応援する皆さんも、気持ちよく過ごせる一日にしましょう。」
「天候に負けない元気な声で、最後まで温かい応援をお願いいたします。」
来場者へ案内を加えるなら、移動や観覧に関するお願いを一つだけ添える程度にまとめると、挨拶が長くなりません。
「足元が滑りやすい場所もありますので、移動の際はどうぞお気をつけください。」
体育館などで室内開催する場合の挨拶
体育館やホールで開催する場合は、屋外とは異なる距離の近さを前向きに表現しながら、会場内での協力を呼びかけるとまとまりやすくなります。
特に声が響きやすい会場では、応援への期待を伝えつつ、周囲への配慮をお願いする言い方が自然です。
「本日は会場を体育館に移し、運動会を開催いたします。」
「屋外とは違った形になりますが、選手の頑張りを近くで感じられる一日になることと思います。」
「会場内では譲り合いながら、温かい拍手と応援をお願いいたします。」
「皆さんで気持ちを一つにして、楽しい時間にしていきましょう。」
室内では競技数や演目が限られることもあるため、物足りなさに触れるより、一つひとつの競技を大切に見る姿勢を示す言葉がなじみます。
「限られた種目ではありますが、今日のために準備してきた一人ひとりの姿に、ぜひ大きな拍手をお送りください。」
延期後に開催できた場合の挨拶
延期後に開催できた日は、待っていた人の気持ちに寄り添いながら、ようやく迎えられたことへの喜びを伝えると、晴れやかな始まりになります。
延期そのものを残念な出来事として長く話すよりも、今日集まれたことを前向きに受け止める表現がおすすめです。
「開催を楽しみに待っていた皆さんと、こうして今日を迎えられたことを大変うれしく思います。」
「日程変更にご協力いただいた皆さまに、心より感謝申し上げます。」
「待っていた分、今日一日が思い出深い時間になるよう、精いっぱい楽しみましょう。」
「選手の皆さんは、これまでの気持ちを競技に込めて、最後までのびのびと取り組んでください。」
「応援される皆さんも、選手一人ひとりに温かい拍手をお願いいたします。」
延期後は、参加者によっては予定を調整して来場している場合もあります。
そのため、冒頭で日程変更への感謝を必ず一言伝えると、丁寧で気持ちのよい挨拶になります。
会場を和ませる一言は短く自然に加える

運動会の挨拶で会場を和ませたいときは、誰もが受け取りやすい明るい一言を、短く添えるのが安心です。
長く笑いを取ろうとするよりも、子どもたちの頑張りや当日のわくわくした気持ちに触れる言葉のほうが、自然に会場の空気をほぐせます。
挨拶の本題に入る前か、励ましの言葉の直後に一言だけ加えると、カンペを見ながらでも流れを崩しにくくなります。
堅苦しさをやわらげるフレーズ例
来賓挨拶や保護者代表の挨拶では、丁寧な言葉が続くことで少し緊張感が高まることがあります。
そんなときは、天気や会場の元気な様子など、参加者全員がその場で共有できる話題を選ぶとよいでしょう。
特定の人だけに向けた話ではなく、会場にいる皆さんがうなずける内容にすることが大切です。
| 入れやすい場面 | 和ませる一言の例 |
|---|---|
| 挨拶の冒頭 | 「朝から元気な声が聞こえてきて、今日を楽しみにしていた気持ちが伝わってきます。」 |
| 選手への呼びかけ | 「少し緊張している人もいるかもしれませんが、いつもの笑顔で楽しんでください。」 |
| 保護者や来場者への呼びかけ | 「応援する皆さまの声も、きっと選手たちの大きな力になることと思います。」 |
| 競技の前 | 「今日は会場いっぱいに、たくさんの笑顔が広がる一日になりそうです。」 |
たとえば、冒頭の挨拶なら「皆さん、おはようございます。
朝から素晴らしいお天気に恵まれ、選手の皆さんの元気な表情を見ることができてうれしく思います。
どうぞ最後まで、けがのないよう楽しんでください。」という流れにすると、やわらかく始められます。
天候に触れる場合は、暑さや寒さを必要以上に強調せず、今日を迎えられた喜びに結び付けると好印象です。
子どもにも伝わる明るい表現
子どもが中心となる運動会では、難しい言い回しよりも、耳で聞いてすぐ意味が伝わる言葉を選びましょう。
「努力の成果」より「がんばってきた力」、「健闘を祈ります」より「力いっぱい楽しんでください」のように言い換えると、子どもたちにも届きやすくなります。
声をかけるときは、結果だけでなく、挑戦する姿や仲間を応援する姿を認める表現がおすすめです。
- 「走る人も、応援する人も、みんなで運動会を楽しみましょう。」
- 「転んでも、あきらめずに最後まで進む姿を楽しみにしています。」
- 「お友だちのがんばりにも、大きな拍手を送ってください。」
- 「今日の主役は、ここにいる選手の皆さんです。」
- 「たくさん笑って、たくさん応援して、思い出に残る一日にしましょう。」
幼い子どもが多い場では、一文を短くし、呼びかけのあとに少し間を取ると聞き取りやすくなります。
たとえば「選手の皆さん、準備はできていますか。
元気いっぱい、楽しみましょう。」のように区切るだけでも、会場の反応を受け止めながら話せます。
また、「一番になること」だけを目標にするのではなく、自分らしく取り組むことや、仲間と力を合わせることを伝えると、さまざまな子どもに寄り添える挨拶になります。
場面に合わない冗談を避けるポイント
会場を和ませようとしても、受け取り方が分かれる話題や、誰かをからかうような表現は入れないほうが安心です。
運動会には子ども、保護者、先生、地域の方など幅広い人が集まるため、笑いよりも、安心して聞ける雰囲気を優先することが大切です。
| 控えたい内容 | 理由 | 置き換えの考え方 |
|---|---|---|
| 個人の失敗や見た目に触れる話 | 本人や周囲が気まずく感じることがあるため | みんなの頑張りや会場の明るさに触れる |
| 勝敗を強く意識させる言い方 | 緊張している子どももいるため | 最後まで取り組む姿を応援する |
| 内輪だけに伝わる話題 | 初めて来た人には意味が伝わりにくいため | 誰もが分かる当日の様子を話題にする |
| 長い思い出話 | 挨拶の目的が伝わりにくくなるため | 一言の感想にまとめて本題へ進む |
迷ったときは、その一言を聞いた子どもや保護者が、素直に笑顔になれるかを基準に考えると判断しやすくなります。
「今日は緊張している人もいると思いますが、会場のみんなが応援しています。」のような言葉なら、気持ちを軽くしながら自然に励ませます。
和ませる一言は、印象に残る言葉を無理に探す必要はありません。
短く、明るく、相手を大切にする言葉をカンペに一つ用意しておけば、挨拶の始まりや場面の切り替えに役立ちます。
見やすく読み間違えにくいカンペの作り方
運動会の挨拶用カンペは、文章をそのまま詰め込むよりも、一目で次に読む言葉が分かる形に整えることが大切です。
文字を大きくし、短いまとまりごとに区切るだけでも、当日に探しやすくなります。
さらに、視線を上げる場所や変更が入りやすい部分を分けておくと、予定と異なる進行になったときにも落ち着いて対応しやすくなります。
文字を大きくして一文を短くする
カンペは原稿を読むための紙ではなく、話す内容を確かめるための目印として作ると使いやすくなります。
小さな文字で長い文章を書き並べると、読みたい箇所を見失いやすく、似た表現を飛ばしたり読み違えたりする原因になります。
一文は一つの内容だけにすることを意識して、短く区切りましょう。
| 見直す項目 | 読みやすくする工夫 |
|---|---|
| 文字の大きさ | 少し離して持っても読める大きさにそろえる。 |
| 一文の長さ | 一息で内容をつかめる長さを目安にする。 |
| 漢字の使い方 | 読みに迷いそうな言葉は、ひらがなにするか読みを添える。 |
| 数字や固有の名称 | 見間違えやすいため、目立つ位置に大きく書く。 |
たとえば、「本日はご多用のなか、運動会にお集まりいただき、誠にありがとうございます。」と一文で書くよりも、二つに分けると目で追いやすくなります。
- 本日は、運動会にお集まりいただき。
- ありがとうございます。
丁寧な表現を使う場合でも、カンペ上では改行を使って区切れば、言葉の順序を確認しやすくなります。
難しい漢字や普段あまり使わない言い回しは、無理に入れなくても問題ありません。
自分が見てすぐ読める言葉を選ぶことが、自然な挨拶につながります。
意味のまとまりごとに改行と余白を入れる
カンペは、内容の切れ目が分かるように、あいさつ、伝えたいこと、結びといった単位で分けます。
段落の間に余白を入れると、今どこを読んでいるのかを確認しやすくなります。
紙面を埋めることよりも、次の行を迷わず見つけられることを優先しましょう。
基本的には、次のような順番で一枚ごとに配置すると整理しやすくなります。
- 最初に、呼びかけやお礼を書く。
- 次に、当日の運動会に触れる言葉を書く。
- 続けて、参加する人へのメッセージを書く。
- 最後に、締めくくりの言葉を書く。
一つのまとまりが終わったら、一行または二行分の空白を入れる方法がおすすめです。
特に、似た内容の段落が続く場合は、余白が少ないと別の箇所を読んでしまうことがあります。
ページをまたぐときは、次の紙の最初に短い見出しを入れておくと安心です。
たとえば、「子どもたちへ」「保護者の皆さまへ」「結び」のように書いておけば、内容をすぐに確認できます。
間や視線を上げる位置を書き込む
カンペには言葉だけでなく、間を取る場所や会場を見る場所も小さく書き込んでおくと、流れをつかみやすくなります。
ただし、記号を増やしすぎると、かえって紙面が見にくくなります。
使う印は二つか三つに絞ると分かりやすいです。
| 書き込み例 | 使い方 |
|---|---|
| / | 言葉と言葉の間を少し空けたい場所に入れる。 |
| ↑ | 顔を上げて会場へ目を向ける目印にする。 |
| ゆっくり | 名前や大切な呼びかけの前に添える。 |
| 次へ | 次の話題に移る場所を示す。 |
たとえば、「皆さん、今日は最後まで/自分らしく取り組みましょう。↑」のように、ごく短く記しておきます。
カンペを見る時間を長くしないためにも、視線を上げる場所を決めておくことは役立ちます。
一方で、文章のすべてに記号を付ける必要はありません。
特に伝えたい一文や、話題が切り替わる箇所だけに印を付けると、カンペ本来の見やすさを保てます。
当日の変更に備えて差し替え部分を分ける
運動会では、開始時刻、プログラムの順番、来賓の紹介などが予定どおりに進まない場合があります。
変更の可能性がある内容は本文の中に混ぜず、差し替え用の欄として分けておくと確認しやすくなります。
当日になって一部を書き直す場合でも、全体の文章を直す必要がありません。
- 開始時刻や終了時刻。
- 競技や演目の順番。
- 紹介する人の氏名や役職。
- 天候や会場の状況に触れる一言。
- 連絡事項の有無。
差し替え部分は、本文とは別の小さな紙にまとめる方法もあります。
または、カンペの余白に「当日確認」と書いた枠を作り、必要な情報だけを記入する形でも十分です。
氏名や順番など、正確さが必要な項目は、事前に最新の案内と照らし合わせておくと安心です。
カンペを完成させたら、実際に持つ向きで見直し、ページ順や差し替え欄の位置を確認しましょう。
見やすいカンペがあれば、内容を思い出すことに気を取られにくくなり、会場に合わせた挨拶をしやすくなります。
緊張しても聞き取りやすく話すための準備と作法
運動会の挨拶は、内容を覚えようとしすぎるよりも、時間・声・お辞儀・呼び方を事前に整えておくと落ち着いて話しやすくなります。
緊張しているときほど早口になりやすいため、普段よりゆっくり話し、短い間を取ることを意識しましょう。
完璧に話すことより、会場の人に聞き取ってもらうことを大切にすると、自然な挨拶につながります。
時間を計りながら声に出して練習する
挨拶は頭の中で読むだけでなく、実際に声に出して練習しておくと、当日の話す速さや息継ぎの位置をつかみやすくなります。
文字数が少なく見えても、名前を呼ぶ場面やお辞儀を含めると、思ったより時間がかかることがあります。
時計や計時機能を使い、本番に近い姿勢で一度通して読んでみましょう。
予定より長くなる場合は、気持ちを込めたい部分を残しながら、説明的な一文を短くするとまとまりやすくなります。
反対に短すぎると感じた場合も、無理に言葉を増やす必要はありません。
一文ごとに少し間を取るだけで、落ち着いた印象になり、聞く側にも内容が伝わりやすくなります。
- 最初は止まらずに最後まで読み、全体の所要時間を確認します。
- 次に、名前や数字など間違えたくない箇所を意識して読みます。
- 最後に、お辞儀や会場を見る動きも含めて通してみます。
練習は何度も繰り返すより、一度ごとに気になった点を一つだけ直すほうが、本番前に気持ちを整えやすいでしょう。
普段よりゆっくり大きな声で読む
屋外の運動会では、風の音や歓声、放送設備の聞こえ方によって、普段の会話より声が届きにくいことがあります。
そのため、本番では自分が思うよりも少しゆっくり、はっきり発音するくらいがちょうどよい場合があります。
特に文の終わりが小さくならないよう、最後の言葉まで声を保つことを意識してみてください。
大きな声を出そうとして喉だけに力を入れると、かえって苦しくなることがあります。
話し始める前に一度ゆっくり息を吸い、お腹まわりを意識して声を出すと、無理なく聞き取りやすい声になりやすいです。
マイクを使う場合は、声を張り上げすぎず、マイクに近づきすぎないようにすると音が安定しやすくなります。
会場の設備によって聞こえ方は異なるため、可能なら開始前に短く声を出し、音量を確認しておくと安心です。
「皆さん、おはようございます」のような最初の一言は、少しゆっくり目に話し始めると、その後のペースも整えやすくなります。
挨拶の前後にお辞儀をするタイミング
お辞儀は長くする必要はなく、話し始める前と話し終えた後に、落ち着いて一度ずつ行えば十分です。
名前を呼ばれて前に出たら、立ち位置を整え、会場のほうを向いてから一礼します。
お辞儀を終えて顔を上げてから話し始めると、声がこもりにくく、聞く人にも伝わりやすくなります。
挨拶の途中で感謝を伝える場面があっても、その都度深くお辞儀をする必要はありません。
言葉で感謝を伝え、最後にあらためて一礼するほうが、進行が自然に見えます。
- 呼ばれたら慌てずに指定された位置へ移動します。
- 会場へ向き、軽くお辞儀をしてから挨拶を始めます。
- 話し終えたら一呼吸置き、「ありがとうございました」と伝えます。
- 最後に一礼してから、その場を離れます。
緊張しているとお辞儀を急ぎがちですが、顔を上げてから話す、話し終えてからお辞儀をするという順番だけ覚えておけば大丈夫です。
名前や役職を事前に確認しておく
来賓や先生、役員などの名前と役職は、読み間違いがないように事前に確認しておくことが大切です。
漢字の読み方が難しい名前や、似た役職名は、自己判断せず担当者に尋ねると安心です。
紹介する順番が決まっている場合は、最新の進行表と照らし合わせて確認しましょう。
役職名は略さずに読むべきか、普段使われている呼び方でよいかも、主催側の案内に合わせます。
当日に欠席や変更が出ることもあるため、開始前にもう一度確認する時間を取っておくと落ち着いて対応できます。
| 確認したい項目 | 見ておくポイント |
|---|---|
| 氏名 | 漢字、読み方、呼び捨てになっていないかを確認します。 |
| 役職 | 正式な名称と、紹介時に必要な敬称を確認します。 |
| 紹介順 | 進行表どおりの順番になっているかを確認します。 |
| 出欠 | 当日の参加状況に変更がないかを確認します。 |
分からない箇所を曖昧なままにせず、早めに確認しておくことが、当日の安心につながります。
準備した言葉を落ち着いて届けようとする気持ちがあれば、多少言い直しても、誠実な挨拶として十分に伝わります。
まとめ
この記事のポイントをまとめます。
- 運動会の挨拶は「あいさつ・応援や感謝・結び」の順にするとまとまりやすい
- 30秒程度の短い挨拶でも、感謝と応援を伝えれば十分に気持ちが届く
- カンペを見ながら話しても問題なく、要所で顔を上げると自然に見える
- 開会式では期待と励まし、閉会式では称賛と感謝を中心にする
- PTA会長、校長・園長、来賓、児童・生徒代表など立場に合う言葉を選ぶ
- 子どもたちの年齢に合わせて、言葉の難しさや長さを調整する
- 雨天や室内開催では、安全への配慮と協力へのお礼を簡潔に伝える
- カンペは大きな文字と短い区切りで作り、ゆっくり話す準備をする
運動会の挨拶は、立派な言葉をたくさん並べることよりも、その場にいる人への感謝や応援を自分らしく届けることが大切です。
カンペを用意しておけば、緊張したときにも話す順番を確認できるため、落ち着いて会場に向き合いやすくなります。
まずは例文をもとに、学校名や立場、その日に伝えたい一言を入れ替えてみてください。
短くても心のこもった挨拶なら、子どもたちや保護者、先生方にあたたかな気持ちがきっと伝わります。

