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就活中の皆さんは仕事に就くために勉強や自分磨きを全力で頑張っていると思います。
その中で、ほとんどが面接にて採用不採用の判断をされると思いますが、面接は学力や能力だけでなく、印象も大事になるので難しいですよね。
今回はそんな面接で少しでも評価をアップすべく、身だしなみの中でも「髪型」について考えていきましょう。

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髪形について気にしておきたい点

まず、ざっくばらんに言うと「就活にふさわしい髪型か」というのが当たり前の基準になります。

  • 自分自身に似合うから
  • 芸能人の○○と同じだから
  • 自分と同世代の人が良いと言っていた

確かに「髪型」という条件では良いと思います。
でもそれって、企業に自分を売り込む際のメリットになりますか?
会社の偉い人が「彼は流行りの髪型を意識しているなぁ!」なんて採用しませんよね?

面接では、実際に仕事を見せることは出来ないし、履歴書に記載している資格が本当か実演することもできません。
企業の方は、面接をして「彼がうちで働いたらどんな風になるんだろう」と想像して、採用するか否かを決めるのです。
不適切な姿で面接を受けるということは「彼はうちでもこんな風に(こんな髪型で)働くのか…」とわざと想像させているようなものなのです!

今の時代は「自分を採用しないなんて損しますよ!」くらいの勢いがないと、勤めたい企業に行くことはできません。
やる気は充分、勉強も資格も万全、なのに髪型だけで不採用になってしまっては非常にもったいないですよね。
そうならないためにも、自分の考え方を改めて見直しましょう。

第一印象は極めて重要

「第一印象は○秒で決まる!」という言葉がよくありますが、私はこれ、2秒あれば充分だと思っています。
最初の2秒は入室でドアを開けて閉めるくらいまで。
声を発する前ですので、存在する情報は目に見える姿、頭(顔と髪型)と体(服装)です。
しかもこれから面接をするわけですから、少ない情報にぐっと注目するわけです。

その時に、寝癖だとかスーツの汚れなんかを発見してしまったら、第一印象は「寝癖」「スーツが汚い」で決定してしまい、そのステータスが付いた状態から評価が始まってしまうのです。
テストで言えば、答案用紙を回収した瞬間に10点マイナスされてしまってるんです、不利ですよね。

第一印象の大切さがわかったところで、具体的な髪形についてです。

前髪はどうする

前髪は短いに超したことはありません。
マンガの根暗なキャラクターって、大体前髪が長くて目にかかっているようなものばかりですよね。
校則で前髪の長さを限定されていた学校もたくさんあると思います。

まず、目にかかるのは絶対にNGです。
女子…ではありませんが、眉毛が隠れてしまうのも爽やかとは言えないでしょう。
下を向いたりしても動かないくらいの短さにするのが望ましいでしょう。
ある程度長い時は、自然にサイドに流して、こちらも落ちてきたりしないようにしっかりと固めましょう。

サラリーマンのイメージとして強い「七・三」は、今の時代だとなかなか挑戦する方はいないと思いますが、企業の方々は「その世代」だったりして、きちんとしていれば印象に残って意外に高評価だそうです。

襟足について

襟足ももちろん、長いままでは真面目さが感じられません。
私が中学の頃、「髪は襟の半分の長さまで達したら結ぶか切る」という校則があったのですが、どうやらこれは女子だけでなく男子にも適用になる校則だったようで、つまりは詰襟の半分を超える襟足はタブーだったらしいです。

就活の時も感覚は同じで、襟足がスーツの襟元にかかるくらいまで伸びていたら、なんとなく不真面目そうな印象を受けますよね。
後姿はどんなに気を使っても無防備になりますので、振り向いたときに印象がガタ落ち、なんてことにならないよう襟足にも気を使いましょう。

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刈り上げの注意点

短くする、という意味では高評価に感じられる刈り上げですが、「爽やかさ」を適度に醸し出す程度に抑えなければなりません。
例えば襟足にクセがあるので後ろ部分の三分の一くらいだけにする、とか。

いくらサッパリしているからといって、丸刈りで面接を受けたりしませんよね?
髪形を決める目的が就職活動だということを忘れないようにしましょう。

ツーブロックってどう?

先程の刈り上げの部分にも重複しますが、就職活動なのですから、採用してもらうためには少しでもプラスの印象を与えなければなりません。
それを踏まえた上で、ツーブロックの髪型は必須ですか?
刈り上げと同様にすっきり見せるために多少の工夫は問題ないですが、オシャレを取り入れようとしているならすぐにストップしてください。

ベリーショートってどう?

長い髪をわざわざセットして出勤するよりは、短い髪をさっぱりと整えて出社する方が、効率的ですし第一印象も良いですよね。
イメージとしても、長い髪をジェルで固めているのは上司の方や年配の方の姿が浮かびやすいですが、若い営業マンといえば短髪でスポーティーな印象があると思います。

ただ注意して欲しいのは、セット方法を間違うと寝癖に見えてしまう可能性があります。
短いからそのままでも大丈夫、とは思わずに、ベリーショートの長所を生かせるようにしましょう。

NGな髪型

これまでも何点か挙げていますが、受ける企業のタイプに関わらずNGになるものを再度確認していきましょう。

色も明るく好印象?なわけない!

茶髪や金髪で髪の色と自分のイメージも明るくアゲる、なんてことはありえません。
いくら髪染めが一般的に浸透してきた時代といえど、面接をする企業の方はOKと言いません。
校則やアルバイト規則、学生さんでも理解できるルールを破る人は会社は必要としません。

長い髪、セットはしているが場にあっていない

「髪が長くてもしっかり固めればOK」ではありません。
一般企業の面接に、長髪をモリモリに固めた人が来たら、入室でアウトですよね。
セットの仕方を見直すか、無理なら切ってしまいましょう。

オシャレ、だけれど何しにきたの?

目的が就職ということを絶対に忘れてはいけません。
面接に行く日は、デートに行く日ではありません。
可愛い女の子ではなく、面接してくださる企業の方を「魅了」するのです。

整髪料の匂いやつけ過ぎにも注意

髪形が崩れたらだらしなく見える、とガチガチに髪を固めるためにワックスやスプレーを大量に使用していませんか?
「無香料だから大丈夫」「しっかりして良い印象でしょ?」と思う部分もあるかもしれませんが、無香料とはいえ整髪料特有の匂いがありますし、つけ過ぎたワックスで毛髪の自然な質感が失われ、返って不潔な印象を与えてしまう恐れがあります。

セットに大量の整髪料を使うくらいならば、カットして無理なくセットできるようにしてしまいましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
就活に相応しい髪型は皆様大体わかっていると思うのですが、どこまでセーフでどこからがダメなのかが不安で調べた方ばかりだと思います。
可否に悩んだらやめることをオススメします。

自分が「これは許されるだろうか?」と考えるくらいなんですから、自分でもひっかかりそうな部分に気付いているはずです。
そこで過信して失敗したら、きっとものすごく後悔しますよね。

就職活動は自動車の運転と同じ「かもしれない」で判断していきましょう。
今回は髪型についてピックアップしましたが、服装も自己アピールも同様です。
必死に頑張る皆様が、自らの望んだ環境で思う存分力を発揮できることを願っています!

あとがき

自分は商業高校出身で、高卒の就職のために先生方にこれでもかってくらい色んなことをやらされました。
履歴書は何度も書き直し、夏休みは就職試験の練習のために登校、毎日放課後は面接練習で先生の争奪戦。

あれだけでも大変だったなぁ、と思うのに、高校卒業後に進学した方はもっと大変な就職活動をなさってるんですよね。
就職した後には本番の仕事が待っていますが、そこへ辿り着くために少しでもお力になれれば幸いです!

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