冷めた春巻きを温め直したら、皮がしんなりしたり、中が冷たいままだったりして残念に感じたことはありませんか。
せっかくなら揚げたてのようなパリパリ食感に近づけて、おいしく食べたいですよね。
春巻きの温め直しは、中を温める工程と皮を香ばしく仕上げる工程を分けることで、失敗しにくくなります。
この記事では、電子レンジとトースターを使う基本の方法をはじめ、フライパンや魚焼きグリルでの温め方、冷蔵・冷凍別のコツまでわかりやすくご紹介します。
手元にある調理器具や春巻きの保存状態に合わせて、食べる直前にちょうどよく仕上げてみてくださいね。
この記事でわかること
- 電子レンジとトースターで春巻きをパリパリに温め直す手順
- トースター・電子レンジ・フライパン別の温め直しのコツ
- 冷蔵した春巻きと冷凍春巻きで意識したい加熱方法の違い
- 複数本を温める際の並べ方と、翌日までの保存方法
春巻きは電子レンジで中を温めてからトースターで焼くとパリパリに仕上がる

冷めた春巻きは、電子レンジで具材を先に温めてから、トースターで皮を焼くと、手軽にパリパリの食感へ近づけられます。
電子レンジだけでは皮がやわらかくなりやすいため、最後にトースターで表面の水分を飛ばすのがコツです。
「中は冷たいのに皮だけ焦げた」という失敗を防ぎやすいので、忙しい日の温め直しにも向いています。
表面の水分や余分な油をキッチンペーパーで軽く取る
温める前に春巻きの表面を見て、水滴や油が多く残っているようならキッチンペーパーでそっと押さえましょう。
表面に水分が残ったままだと、加熱中に皮がしんなりしやすく、香ばしく仕上がりにくくなります。
強くこすると皮が破れたり、具材が片寄ったりすることがあるため、拭くというより軽く吸い取るイメージで十分です。
-
結露のような水滴が付いている場合は、全体をやさしく押さえます。
-
油が多い場合は、特に底面や折り目の部分を確認します。
-
キッチンペーパーが皮に張り付いたときは、無理にはがさず、ゆっくり取り除きます。
このひと手間を入れておくと、トースターで焼いたときに皮の表面が乾きやすくなります。
電子レンジではラップをかけずに短時間ずつ温める
春巻きを耐熱皿にのせ、ラップをかけずに電子レンジで短時間ずつ加熱します。
ラップをすると蒸気がこもりやすく、皮のパリパリ感が失われやすいためです。
まずは20秒ほど加熱して状態を確認すると、加熱しすぎを避けやすくなります。
春巻きの大きさや具材の量、電子レンジの出力によって必要な時間は変わるので、一度に長く温めないことが大切です。
| 確認したい状態 | 次の対応 |
|---|---|
| 中心までまだ冷たい | 10秒程度ずつ追加で加熱します。 |
| ほんのり温かい | トースターでの仕上げに進みます。 |
| 皮がやわらかくなった | 問題ありませんので、トースターで水分を飛ばします。 |
電子レンジから取り出す際は、皿が熱くなっていることがあるため、やけどに気を付けてください。
また、加熱後すぐは具材の中心が熱くなりやすいので、食べる前に少し置いて熱の回り方を確認すると安心です。
予熱したトースターで皮の水分を飛ばして仕上げる
電子レンジで中を温めた春巻きは、あらかじめ温めておいたトースターに移して仕上げます。
予熱しておくと、入れた直後から表面に熱が入り、皮の余分な水分を効率よく飛ばしやすくなります。
春巻きはアルミホイルやトレーにのせ、表面の色付き具合を見ながら焼きましょう。
焼いている途中で色が付きすぎそうなら、上からアルミホイルをふんわりかぶせると調整しやすくなります。
反対に、なかなか香ばしくならない場合は、少しだけ追加で加熱して様子を見ます。
皮が乾いて、触れたときに軽い硬さを感じたら仕上がりの目安です。
取り出した直後は皮が非常に熱く、具材の蒸気も残っているため、1〜2分ほど置いてから食べると口の中を傷めにくくなります。
電子レンジとトースターを順番に使えば、中の温かさと外側の香ばしさを両立しやすく、冷めた春巻きもおいしく楽しめます。
トースターだけなら180〜200度を目安に両面を焼く
春巻きをトースターだけで温め直すなら、180〜200度を目安に、途中で裏返しながら焼くと、皮がパリッと仕上がりやすくなります。
冷蔵した春巻き1〜2本なら、まず片面を焼いてから裏返し、合計3〜5分ほどを目安に焼き色を確認しましょう。
機種によって火力や庫内の広さが異なるため、時間を決めつけず、表面の色と皮の乾き具合を見ながら調整するのがコツです。
| 確認するポイント | 仕上がりの目安 |
|---|---|
| 表面の色 | 薄いきつね色 |
| 皮の感触 | 表面が乾いて軽い硬さがある |
| 焼きムラ | 裏表とも大きな色の差がない |
トースターは上側から熱が入りやすいため、片面だけを焼き続けると、表面だけが濃くなってしまうことがあります。
途中で一度裏返すひと手間を加えることで、春巻き全体を香ばしく焼きやすくなります。
冷蔵した春巻きは3〜5分を目安に様子を見る
冷蔵庫から出した春巻きは、温めたトースターで合計3〜5分程度を目安に焼き始めるとよいでしょう。
ただし、春巻きの大きさや皮の厚み、トースターの火力によって仕上がりまでの時間は変わります。
最初から長時間焼くよりも、短めに加熱して状態を確認し、必要に応じて1分ほどずつ追加するほうが失敗しにくいです。
- トースターを温めておく
- 春巻きをトレーまたはアルミホイルにのせる
- 片面を1分半〜2分ほど焼く
- 裏返して1分半〜2分ほど焼く
- 焼き色が足りなければ少しずつ追加する
アルミホイルを敷く場合は、春巻きの底に熱がこもりすぎないよう、くしゃっと軽く丸めてから広げて使う方法もあります。
表面に凹凸ができることで、底面がべったりしにくくなります。
トレーを使える機種では、付属のトレーにのせて焼いてもかまいません。
ただし、使用できる容器やアルミホイルの扱いは機種ごとに異なるため、取扱説明書も確認してください。
途中で裏返すと全体が均一にパリッとする
春巻きは、焼き始めてから半分ほど時間が過ぎたところで裏返すと、両面に均一に熱が入りやすくなります。
裏返す際は菜箸やトングを使い、皮を強く押さえないようにそっと扱いましょう。
皮に力をかけると割れたり、中の具が片寄ったりすることがあります。
片面だけ色が濃くなってきたら、予定より早めに裏返すのが調整のポイントです。
焼き色がまだ薄い面を上にすることで、見た目も食感も整いやすくなります。
- 上面の色が濃い場合:早めに裏返す
- 両面の色が薄い場合:短時間ずつ追加で焼く
- 皮がパリッとしない場合:裏返してから少しだけ焼く
焼き上がり直後は、春巻きの内部に熱い蒸気が残っています。
取り出してから1〜2分ほど置くと、皮の状態が落ち着き、持ちやすくなります。
焦げそうな部分にはアルミホイルをかぶせる
春巻きの端や表面だけが先に濃くなりそうなときは、アルミホイルをふんわりとかぶせて熱をやわらげると安心です。
春巻きにぴったり密着させず、上から軽くのせる程度にすると、焦げを抑えながら焼き続けやすくなります。
特に皮の端は薄く、中央よりも先に色付きやすいため、色の変化をこまめに確認しましょう。
| 状態 | 対応の目安 |
|---|---|
| 端だけ濃い色になっている | 端にかかるようにアルミホイルをのせる |
| 全体が濃くなり始めた | 全面をふんわり覆って短時間だけ焼く |
| 色はよいがパリッと感が足りない | ホイルを外して様子を見ながら追加する |
アルミホイルを使っていても、加熱中はその場を離れず、春巻きの状態を確認してください。
焼き色が整い、皮がカラッと乾いたように見えたら、トースターだけでも香ばしい春巻きを楽しめます。
電子レンジだけの温め直しは加熱しすぎないことがポイント
電子レンジだけで春巻きを温め直すなら、ラップをかけずに短時間ずつ加熱するのがポイントです。
トースターのような強いパリパリ感を出すのは難しいものの、蒸れを抑えれば、皮がべたつきにくく食べやすい仕上がりになります。
一度に長く加熱しないことを意識すると、中まで温めながら皮のやわらかくなりすぎを防ぎやすくなります。
ラップをかけないことで皮の蒸れを抑える
春巻きを電子レンジで温めるときは、基本的にラップをかけずに皿へ置きましょう。
ラップをすると春巻きから出た蒸気が内側にこもり、皮がしんなりしやすくなります。
特に揚げた春巻きは、表面に残った油や水分が熱で温められるため、密閉すると皮が湿りやすくなります。
ラップを外して加熱すれば蒸気が逃げやすくなり、やわらかくなりすぎるのを抑えやすいです。
| 加熱方法 | 仕上がりの傾向 |
|---|---|
| ラップをかける | 中は温まりやすい一方で、皮はしっとりしやすい |
| ラップをかけない | 蒸気がこもりにくく、皮のべたつきを抑えやすい |
春巻きの表面にタレが多く付いている場合や、具が出ている場合は、先に軽く拭き取ってから温めるとよいでしょう。
加熱中に具がはねる心配があるときは、電子レンジ対応の深めの皿を使い、春巻きの周囲に少し余裕を持たせて置くと安心です。
キッチンペーパーを敷いて余分な水分を吸わせる
皿の上にキッチンペーパーを1枚敷き、その上に春巻きをのせる方法も手軽です。
キッチンペーパーが春巻きの底に出た余分な油や水分を吸いやすくなり、皿に直接置くよりも底面が湿りにくくなります。
春巻きを包み込むようにペーパーを巻かないことも大切です。
全体を覆うと蒸気がこもり、かえって皮がやわらかくなることがあります。
-
電子レンジで使えるキッチンペーパーを用意する。
-
平らな耐熱皿にキッチンペーパーを敷く。
-
春巻き同士が重ならないように置く。
-
ラップをせず、短い時間から温める。
加熱後に皿の底が湿っているようなら、春巻きを別の乾いた皿へ移すと食べるときのべたつきを減らせます。
キッチンペーパーが春巻きに張り付いた場合は、無理に引っ張らず、少し落ち着いてからゆっくりはがしましょう。
短時間ずつ追加加熱して皮がやわらかくなるのを防ぐ
電子レンジでの温め直しは、最初から長時間加熱するよりも、短時間の加熱と確認を繰り返すほうが失敗しにくいです。
春巻きの大きさや本数、電子レンジの状態によって温まり方は変わるため、決まった時間だけで判断しないようにしましょう。
加熱するたびに触れられる程度まで少し待ち、中央付近まで温まっているかを確認しながら追加します。
-
まずは短い時間だけ加熱する。
-
取り出して、春巻きの上下を入れ替えるか向きを変える。
-
まだ冷たい部分があれば、短い時間を追加する。
-
全体が温まったら、すぐに食べずに少し置く。
加熱直後は表面よりも中の具が熱くなっていることがあるため、ひと呼吸置いてから食べるとよいでしょう。
皮が急にふにゃっとしてきたと感じたら、それ以上の加熱は控えるのがおすすめです。
電子レンジだけで仕上げる場合は、「熱々になるまで加熱する」よりも「必要な分だけ温める」という考え方が、春巻きらしい食感を残すコツです。
フライパンなら油を引かずに弱火で転がしながら温める

春巻きをフライパンで温め直すなら、油を加えず、弱火でゆっくり転がしながら加熱すると、皮の香ばしさを戻しやすくなります。
ふたをせずに水分を逃がし、焼き色を見ながらこまめに向きを変えることが、べたつきを抑えるコツです。
火が強すぎると皮だけが先に色づき、中まで温まりにくいため、急がず様子を見ながら仕上げましょう。
ふたをせずに加熱して水分を逃がす
フライパンで春巻きを温めるときは、ふたは使わないほうがおすすめです。
ふたをすると蒸気がこもり、春巻きの皮に水分が戻って、せっかくのパリッとした食感が損なわれやすくなります。
特に具材から出る水分が多い春巻きは、表面がしんなりしやすいため、開放した状態で加熱することが大切です。
フライパンは、焦げやすさを抑えられる加工が施されたものを使うと、油なしでも扱いやすいでしょう。
使用前にフライパンの汚れや水滴を拭き取り、春巻きを並べる前にごく弱い火で軽く温めておきます。
-
乾いたフライパンを弱火にかけます。
-
春巻きを重ならないように置きます。
-
ふたをせず、表面の様子を見ながらゆっくり温めます。
-
全体に軽い焼き色がついたら、火を止めて少し置きます。
油を追加すると香ばしさは出やすくなりますが、すでに揚げてある春巻きは油分を含んでいるため、温め直しでは必要ないことが多いです。
油を足しすぎると重たい仕上がりになりやすいので、まずはそのまま加熱してみてください。
各面をこまめに返して焼き色を均一にする
春巻きは同じ面を長く焼き続けず、少しずつ転がすように返すと、皮全体に均一な焼き色がつきやすくなります。
四角い形に近い春巻きでも、表面だけでなく側面にも熱を当てることで、全体の食感が整います。
返すタイミングは、底面がほんのり乾いてきて、軽く色づき始めた頃が目安です。
| 春巻きの状態 | 調整の目安 |
|---|---|
| 表面がすぐ濃く色づく | 火が強めなので、さらに弱火にします。 |
| 皮がフライパンに付きそう | 無理に動かさず、少し待ってからそっと返します。 |
| 一部だけしんなりしている | その部分を下にして、短時間だけ熱を当てます。 |
| 全体が軽く硬く感じる | 加熱しすぎの可能性があるため、火を止めます。 |
菜箸だけで返しにくい場合は、フライ返しを添えると皮を破りにくくなります。
力を入れて押しつけると、皮が割れたり具が片寄ったりすることがあるため、春巻きはやさしく扱いましょう。
焼き上がったあとにすぐ皿へ移すより、火を止めたフライパンの上で短時間休ませると、表面に残った熱でカリッとしやすくなります。
中が冷たい場合はごく弱火で時間をかける
表面は温かいのに中が冷たいと感じるときは、火力を上げるのではなく、ごく弱火で時間をかけるのが基本です。
強火にすると皮が焦げやすく、具材との温度差が大きくなってしまいます。
春巻きを数回返しながら、側面にも少しずつ熱を当てると、中までじんわり温まりやすくなります。
-
外側の色が十分についている場合は、火を最も弱くします。
-
春巻きを転がしながら、特定の面だけが熱くなりすぎないようにします。
-
取り出した直後は具が熱くなりやすいため、少し置いてから温かさを確認します。
具材の中心まで温まったか心配な場合は、端を少し開いて湯気や温度を確認するとよいでしょう。
ただし、切り込みを大きく入れると具がこぼれやすくなるため、確認は最小限にします。
フライパンでの温め直しは、弱火・ふたなし・こまめに返すという3つを意識するだけで、春巻きの軽い食感を楽しみやすくなります。
魚焼きグリルやノンフライヤーでも香ばしく温め直せる
魚焼きグリルとノンフライヤーは、春巻きの表面に熱風や強い熱を当てやすく、香ばしく軽い食感に温め直したいときに便利です。
ただし、どちらも表面が先に色づきやすいため、短時間ずつ様子を見ることが失敗しにくいコツになります。
調理器具によって熱の当たり方や加熱の速さが異なるので、表示されている使い方を確認したうえで、春巻きの状態に合わせて調整してください。
魚焼きグリルは弱火で短時間ずつ焼く
魚焼きグリルでは、弱火から中弱火を目安にして、春巻きの表面を少しずつ温めます。
グリルは上側からの熱が強い機種も多く、火力を上げすぎると皮だけが早く濃い色になりやすいためです。
最初から長時間加熱せず、短い時間で一度取り出して確認すると、焦がしすぎを防ぎやすくなります。
| 確認するタイミング | 見るポイント | 調整の目安 |
|---|---|---|
| 加熱の途中 | 皮の色づき方 | 色が濃くなりそうなら火を弱める |
| 裏返すとき | 底面の乾き具合 | まだやわらかければ少し追加する |
| 加熱後 | 中心付近の温かさ | 足りなければ短時間だけ再加熱する |
片面焼きのグリルでは、途中で春巻きを裏返すと全体を均一に香ばしくしやすくなります。
両面焼きのグリルでも、置く位置によって焼き色に差が出ることがあるため、途中で向きを変えるとよいでしょう。
網に皮がくっつきそうなときは、春巻きを動かす前に少し待ち、表面が乾いてからそっと扱うと破れにくくなります。
受け皿に落ちた油や汚れが気になる場合は、調理器具の説明に沿って受け皿を準備しておくと、後片付けも楽になります。
ノンフライヤーは春巻き同士を離して並べる
ノンフライヤーで温め直すときは、バスケットの中に春巻きを重ねず、1本ずつ少し間隔を空けて並べるのがおすすめです。
温かい空気が春巻きの周囲を通ることで、皮の一部だけがしんなりするのを抑えやすくなります。
春巻きが多い場合は、一度に詰め込むよりも数回に分けたほうが、表面の仕上がりをそろえやすいでしょう。
-
春巻きが触れ合わない程度に間隔を取ります。
-
皮の破れた部分は上向きにすると、具がこぼれにくくなります。
-
途中で一度向きを変えると、色づきに偏りがある場合の調整に役立ちます。
-
バスケットへ入れる量は、空気の通り道が残る程度にとどめます。
春巻きの表面が乾燥していて硬そうに見えるときは、油を追加するより先に、加熱時間を短めに設定して様子を見るほうが安心です。
すでに揚げてある春巻きは油分を含んでいるため、温め直しでは熱の当てすぎによって食感が重くなることがあります。
「表面が軽く乾き、持ち上げたときに皮がしっかりしている状態」を目安に止めると、食べやすく仕上がります。
仕上がりを確認しながら加熱時間を調整する
春巻きの大きさ、皮の厚み、具材の量によって温まり方は変わるため、決まった時間だけで判断しないことが大切です。
魚焼きグリルでもノンフライヤーでも、最初は控えめに加熱し、必要に応じて短時間ずつ追加すると調整しやすくなります。
-
表面がべたつかず、軽く乾いた感触になっているか確認します。
-
焼き色が付きすぎていないか、春巻きの上下や側面を見ます。
-
少し置いてから、中心付近まで十分に温かくなっているか確かめます。
加熱直後は皮がパリッとしていても、皿に移してすぐ重ねると蒸気で食感が変わりやすくなります。
食べるまで少し待つ場合は、春巻き同士を重ねずに置くと、香ばしさを保ちやすいでしょう。
表面の焼き色が十分なのに中の温かさが足りないと感じたときは、強い加熱を続けるのではなく、短時間の追加加熱と確認を繰り返すのが扱いやすい方法です。
冷蔵と冷凍では春巻きの温め方を変える
春巻きは、冷蔵品なら短時間で余分な水分を飛ばし、冷凍品なら中心をゆっくり温めてから表面を仕上げるのが基本です。
保存時の温度によって春巻きの内側と皮の状態が異なるため、同じ加熱方法をそのまま当てはめると、温まり方や食感に差が出やすくなります。
冷蔵か冷凍かを確認してから加熱の順番を決めると、皮の香ばしさと具材の温かさを両立しやすいでしょう。
| 保存状態 | 温め直しで意識したいこと | 仕上がりの目安 |
|---|---|---|
| 冷蔵 | 加熱しすぎず、皮に残った水分を逃がす。 | 表面が乾いて軽く、中心が温かい状態。 |
| 冷凍 | 先に中心部の冷たさをなくしてから、皮を焼いて整える。 | 中まで温かく、表面に香ばしさがある状態。 |
冷蔵した春巻きは短時間の加熱で水分を飛ばす
冷蔵した春巻きは、すでに具材が冷えているだけなので、冷凍品よりも短い時間で温まりやすいのが特徴です。
ただし、保存中に皮が空気中の水分を吸ったり、具材から出た湿気がこもったりして、表面がやわらかく感じられることがあります。
そのため、冷蔵春巻きは中を温めることよりも、最後に皮の水分を整えることが大切です。
温め始めから強く熱を加え続けると、表面だけが濃く焼けやすいため、様子を見ながら短時間で区切ると扱いやすいでしょう。
- 冷蔵庫から出したら、表面に水滴が付いていないか確認する。
- 水滴が見える場合は、清潔な紙でそっと押さえる。
- 加熱後はすぐに重ねず、蒸気が逃げるように置く。
特に、容器に入れたまま保存していた春巻きは、ふたの内側に付いた水分の影響を受けている場合があります。
表面の水気を軽く整えておくだけでも、仕上がりのべたつきを抑えやすくなります。
冷蔵春巻きは「長く温める」より「短く確認する」ことがポイントです。
冷凍した春巻きは中を解凍してから表面を焼く
冷凍した春巻きは、皮を香ばしく仕上げようとして最初から強い熱を当てると、外側と中心の温度差が大きくなりやすいため注意が必要です。
まずは中心付近の冷たさをやわらげ、そのあとに表面を焼くという順番にすると、加熱の調整がしやすくなります。
市販の冷凍春巻きや自宅で冷凍した春巻きは、パッケージや保存時の状態によって必要な加熱時間が変わるため、表示がある場合はそちらを優先してください。
解凍の途中で皮がしんなりしても、表面を仕上げる工程で余分な水分を飛ばせば、食感を整えやすくなります。
- 冷凍状態の春巻きは、中心部を温める工程から始める。
- 途中で春巻きの向きを変え、温度の偏りを減らす。
- 中心が冷たくないことを確かめてから、表面を香ばしく仕上げる。
冷凍期間が長く、表面に霜が多く付いている春巻きは、加熱後に水分が出やすいことがあります。
霜が目立つ場合は、無理にこすらず、取れる範囲をやさしく落としてから温めるとよいでしょう。
また、春巻き同士がくっついたまま凍っているときは、強く引き離さず、少し温度を戻してから扱うほうが皮の破れを防ぎやすくなります。
中心まで温まったことを確認してから食べる
春巻きは皮の焼き色だけでは、具材の中心まで十分に温まったか判断しにくいことがあります。
とくに具材が多いものや太めの春巻きは、表面が仕上がって見えても中央に冷たさが残る場合があります。
食べる前には、少し時間を置いてから中心付近の温かさを確認すると安心です。
- 半分に割ったとき、中心から冷たい湯気や冷たさを感じないかを見る。
- 具材の中央まで全体的に温かいかを確かめる。
- 温かさが足りない場合は、短時間ずつ追加で温める。
切った直後は内部の蒸気が熱くなっていることがあるため、口に運ぶ前に少し冷ますと食べやすくなります。
追加で温める際は、表面の状態も一緒に確認し、焼きすぎない範囲で調整してください。
保存状態に合わせて温める順番を変えることで、春巻きは中はしっかり温かく、皮は軽やかな食感に近づけやすくなります。
複数本は間隔を空けて並べると加熱ムラを抑えられる

春巻きを複数本温め直すときは、1本ずつ少し間隔を空けて並べるのが基本です。
重なりや密着を避けるだけで熱や空気が通りやすくなり、皮の一部だけがしんなりする状態を抑えやすくなります。
本数が多い場合は一度に詰め込みすぎず、必要に応じて分けて温めると、見た目も食感も整いやすいですよ。
重ならないように並べて熱の通り道を作る
春巻き同士が重なったりぴったり触れ合ったりすると、接している部分に熱が届きにくくなります。
皮から出た水分も逃げにくくなるため、せっかくの軽い食感が損なわれることがあります。
春巻きの間には指1〜2本分ほどのすき間を作るイメージで、並べられる本数を調整しましょう。
長い春巻きは、同じ向きにそろえるよりも、向きを交互にすると置きやすい場合があります。
ただし、春巻きの端まで器具の壁や加熱部分に近づきすぎないよう、周囲にも余裕を残してください。
| 並べ方 | 仕上がりへの影響 |
|---|---|
| 間隔を空けて1列に並べる | 熱が回りやすく、表面の状態を確認しやすい |
| 春巻き同士が触れている | 触れた部分がやわらかくなりやすい |
| 上に重ねて置く | 加熱の偏りが出やすく、形も崩れやすい |
| 詰め込みすぎる | 全体の仕上がりに差が出やすくなる |
大皿に移すときも、温めた春巻きを重ねたまま長く置かないほうがよいでしょう。
下になった春巻きに蒸気がこもりやすいため、食べるまで少し時間があるなら、できるだけ平らに広げておくと安心です。
途中で位置を入れ替えて裏返す
複数本を並べると、置く場所によって焼き色や温まり方に差が出ることがあります。
途中で春巻きの位置を入れ替え、裏返すひと手間を加えると、全体を均一に仕上げやすくなります。
手前と奥、中央と端では熱の当たり方が異なることがあるため、外側に置いた春巻きを中央へ、中央の春巻きを外側へ移すとよいでしょう。
裏返す際は、皮が破れないように菜箸やトングでそっと持ち上げてください。
-
手前にあった春巻きは奥へ移動する。
-
端にあった春巻きは中央寄りへ移動する。
-
表と裏を返して、片面だけに焼き色が偏るのを防ぐ。
-
皮がやわらかく感じるものは、ほかの春巻きとくっつけずに置く。
一度にたくさん扱うと作業中に熱が逃げやすいため、無理のない本数に分けることも大切です。
特に太さや大きさが異なる春巻きを一緒に並べる場合は、見た目だけでそろったと判断せず、それぞれの状態を見ながら位置を調整しましょう。
アルミホイルはトースターやグリルの汚れ防止に使う
アルミホイルは、受け皿に落ちる油や細かな具材を受けるために使うと、後片付けが楽になります。
春巻きから出る油が気になるときは、受け皿側に敷く方法が扱いやすいでしょう。
一方で、春巻きをアルミホイルで包んだり、ぴったり覆ったりすると、蒸気がこもって皮がやわらかくなりやすくなります。
食感を保ちたいときは、春巻きの表面を覆わないことがポイントです。
また、トースターやグリルでは、アルミホイルが熱源やヒーター部分に触れないよう十分に注意してください。
使用できる大きさや敷き方は機種によって異なるため、調理器具の取扱説明書も確認しておくと安心です。
クッキングシートは対応温度と調理器具の注意事項を確認する
クッキングシートを使えば、網や受け皿に皮が付きにくく、取り出しやすくなることがあります。
ただし、クッキングシートには耐熱温度があり、すべての加熱器具で同じように使えるとは限りません。
パッケージに記載された対応温度と使用方法を確認してから使うようにしましょう。
とくにトースターやグリルでは、シートが風で浮いたり、熱源に近づいたりしないよう注意が必要です。
春巻きより大きくはみ出した部分は折り込み、器具の内部で動かない状態に整えてください。
迷う場合はクッキングシートを使わず、器具に付属する受け皿や網を清潔にしてから並べる方法を選ぶとよいでしょう。
春巻きの本数に合わせた並べ方と道具の使い方を意識すると、複数本でも食感の差が出にくく、気持ちよく食卓に出しやすくなります。
翌日の春巻きは適切に保存して食べる直前に温め直す
翌日の春巻きは、粗熱を取ってから冷蔵し、食べる直前または弁当に詰める朝に温め直すのが基本です。
作った後の保存と、再加熱後の冷まし方を丁寧にすることで、春巻きを扱いやすくなります。
手作りでも購入した春巻きでも、表示されている保存方法や期限がある場合は、そちらを優先してください。
粗熱を取ってから密閉容器に入れて冷蔵する
食べ切れなかった春巻きは、熱いまま容器に入れず、湯気が落ち着いてから冷蔵庫へ移しましょう。
熱い状態でふたをすると容器内に水滴が付きやすく、皮の表面がしんなりしやすくなります。
粗熱を取ることと、室温に長く置いたままにしないことの両方が大切です。
春巻きが重ならない大きさの保存容器を用意できると、皮同士がくっ付きにくく、翌日に取り出しやすくなります。
本数が多いときは、春巻きの間に清潔なクッキングペーパーを挟み、できるだけ重なりを減らすとよいでしょう。
保存容器はふたがきちんと閉まるものを使い、冷蔵庫内のにおい移りを防ぐようにします。
-
春巻きを皿やバットに広げて、湯気が落ち着くまで置きます。
-
表面に余分な油が多ければ、清潔なペーパーで軽く押さえます。
-
春巻きができるだけ重ならないように容器へ入れ、ふたをして冷蔵します。
-
翌日は食べる予定に合わせて、食べる直前に温め直します。
冷蔵した春巻きは時間がたつほど皮の食感が変わりやすいため、できるだけ翌日中を目安に早めに食べると安心です。
購入した惣菜の場合は、容器やラベルに記載された期限を確認し、保存状態に迷うときは無理に残さないようにしてください。
弁当に入れる場合は朝に十分温め直す
春巻きを弁当に入れるなら、前日に温め直して詰めるよりも、朝に温め直してから準備するほうが扱いやすいでしょう。
春巻きは皮に包まれているため、表面が温かく見えても中身が冷たいままのことがあります。
朝に再加熱するときは、中心部までしっかり温まっていることを確認するのがポイントです。
とくに具が多い春巻きや大きめの春巻きは、1本だけ先に温めて中の状態を確かめると、加熱の加減をつかみやすくなります。
加熱後にすぐ弁当箱へ詰めるのではなく、次の見出しのように十分冷ます時間も見込んで、朝の支度を始めるとスムーズです。
-
前夜のうちに、保存容器や弁当箱を清潔にしておきます。
-
朝に春巻きを温め直し、中まで温かくなったことを確認します。
-
しっかり冷ましてから、ほかのおかずと一緒に詰めます。
-
持ち歩く時間が長い日は、保冷バッグや保冷剤も活用します。
気温が高い時期や、弁当を食べるまで長時間ある日は、春巻き以外のおかずも含めて保冷を意識するとよいでしょう。
再加熱後はしっかり冷ましてから弁当箱に詰める
温め直した春巻きを熱いまま弁当箱に入れると、ふたの内側に水滴が付きやすくなります。
水滴は春巻きの皮だけでなく、隣のおかずにも影響しやすいため、湯気が完全に落ち着いてからふたをすることが大切です。
春巻きは皿や網の上に置き、空気に触れる面を作って冷ますと、余分な蒸気がこもりにくくなります。
弁当箱へ詰める際は、春巻き同士や水分の多いおかずが密着しすぎないよう、少し間隔を取ると見た目も整います。
レタスなどを仕切りに使う場合も、水気をよく切ってから入れると安心です。
朝の再加熱から冷ます時間までを予定に入れておけば、翌日の春巻きも弁当に取り入れやすくなります。
まとめ
この記事のポイントをまとめます。
- 電子レンジで中を温めてからトースターで焼くと、パリパリに仕上がりやすい
- トースターだけなら180〜200度を目安に、途中で裏返して焼く
- 電子レンジだけで温める場合は、ラップなしで短時間ずつ加熱する
- フライパンでは油を引かず、ふたをせずに弱火で転がしながら温める
- 魚焼きグリルやノンフライヤーも、短時間ずつ確認すれば活用できる
- 冷蔵品は水分を飛ばし、冷凍品は中心を温めてから表面を仕上げる
- 複数本を温めるときは間隔を空け、重ねずに並べる
- 翌日に食べる春巻きは、粗熱を取って冷蔵し、食べる直前に温め直す
冷めた春巻きも、温める順番と火加減を少し意識するだけで、香ばしいおいしさを楽しみやすくなります。
時間に余裕がある日は電子レンジとトースターを組み合わせ、手軽に済ませたい日はフライパンや電子レンジなど、使いやすい方法を選んでみてください。
最初は短めに加熱し、皮の色や中の温まり具合を見ながら少しずつ調整すると安心です。
お気に入りの温め直し方を見つけて、翌日の春巻きも気軽に味わってくださいね。

